愛するみなさま、こんにちは。
まえじまようこです。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
私が所属しているカウンセリングサービスのHP内にあります心理カウンセラーのコラムに、私の書いた記事が掲載されました。

どうして私は冬が好きなんだろう。
その答えは、5年前の12月にありました。
不安で立ち止まっていた私を、そっと背中から支えてくれたあのひと言。
誰もが誰かの小さなサンタクロース。そんなお話です。
誰もが誰かの小さなサンタクロース
「どうしてこんなに冬が好きなんだろう」
そう心の中で、何度も問いかけてきました。
でも、「これだ」という理由は、ずっと見つからないまま。
暑さが引いて朝夕の空気が変わり、日が早まるのを感じるたびに、
私は自分の胸の奥がわくわくし始めているのを感じるんです。
冬が来る。
そう思うだけで、心にあたたかいものが灯っていくような、
なぜかそんな気持ちになるんです。
冬の張り詰めた空気。
澄んだ空の青さ。
その冷たさの中で感じるあたたかさ。
それは理由というより、
心が勝手に反応する感覚に近いのかもしれません。
私は、そんな冬が待ち遠しくて、大好きなんです。
不安の中でフリーズした私に訪れた軌跡
そんなことをぼんやり考えていたとき、ある記憶がふと蘇ってきました。
5年前の12月。
私は翌月に、夢だった心理カウンセラーとしてのデビューを控えていました。
夢が叶うというのに、
言葉にできない、なんとも言えない「ざわざわ」が胸の奥で止まらないのです。
やるべきことは山ほどあるのに、でもなぜか体が動かない。
まるでフリーズしたように、前に進めない。
「私、いったいどうしちゃったんだろう」
喜びより先に、底知れない「怖れ」が押し寄せてくる。
不安で胃薬を手放せなくて、心が厚い氷に覆われていくようでした。
今思い返せば、その怖れの根っこには、ずっと蓋をしてきた妹への後ろめたさがあったのだと思います。
小さなころ、病気で何度か手術をした妹。
私は健康で、好きなことを選ぶことができました。
大人になってからも、私は地元を離れて暮らし、
妹は実家のすぐ近くに住んで、両親のことを支えてくれている。
私が心理学を学び始めたとき、
「ようちゃんは好きなことができていいな」と妹が言っていると、母から聞かされました。
あのときの、胸がぎゅうっと締め付けられるような痛み、私はよく覚えています。
私にも言い分はありました。
「私は私で、幼いころからずっと、あなたにお母さんを譲ってきたんだよ」 と。
お互いに言えないまま抱えてきた、ずっと胸の奥にあった、深く重いわだかまり。
その言葉にできなかった思いが、デビューという大きな一歩を踏み出す直前の私の心を、鉛のように重くしていたのです。
砂となって流れ去った「罪悪感」
私は思い切って、妹に「プロとしての私」を映し出したプロフィール写真を見せました。
少し、背伸びをしているような一枚を。
すると写真を見た妹は、驚くほどまっすぐに伝えてくれました。
「この写真のようちゃん、やさしそうでいい!
私なら、この人に相談したいって思う!」
その言葉を聞いた瞬間。
胸の奥に抱えていた、黒く重い「罪悪感」の塊がサラサラと音を立てて砂になり、一気に流れていくのを感じたのです。
ああ、やっと許された。
やっと、認めてもらえた。
心の氷が融けていき、あたたかい安堵の気持ちが、静かに私の中に広がっていきました。
あなたは誰かの「小さなサンタクロース」
あれから、もう5年。
気がつけば、私はこの5年間、ずっと誰かの心に届く言葉を探しながら歩いてきました。
完璧じゃなくても、等身大の私で、一生懸命誰かの隣に並んで、誰かの思いに寄り添いながら歩き続けてきました。
そう思うと、なぜか熱いものが込み上げてきます。
どうして私は、こんなにも冬が好きなのか。
その本当の理由が、今ようやくわかった気がします。
この季節に私と出会ってくれた「最初の小さなサンタクロース」…それが、妹だったから。
妹は、クリスマスのすぐ前に生まれました。
だからきっと、妹が生まれてきてくれた冬の空気が、私には今でも特別に感じられるのかもしれません。
5年前、妹がかけてくれたひと言の贈り物がなかったら、私はここまで歩いて来られなかったかもしれない。
妹の言葉や、妹がいてくれた季節が、私の物語の最初の灯りになったのだと思ったんです。
そして今、あなたも誰かにとっての「小さなサンタクロース」になっていることを忘れないでください。
人は、誰かのたったひと言で救
われることがあります。
誰かを思ってかけた言葉、
静かに見守るまなざし、
そして隣にいるという確かな体温。
そのすべてが、あなただからこそ誰かの心にそっと届けられる、かけがえのない贈り物なのです。
今まで自分がもらった愛を、今度はあなたの手から誰かへと渡していく。
あなたは、その光の連鎖の中に立っています。
それは、とても美しく、もっともあたたかい心の温もり。
私もまた、誰かが道に迷ったとき、そっとあたたかさを灯す言葉を届け続ける存在でありたいと、心から願っています。
この一年の感謝を込めて、
新しい年が、みなさまにとって希望に満ちたすばらしい一年になりますように。
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私が投稿した「心理カウンセラーのコラム」
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